2024年米大統領選、トランプ氏の驚くべき圧勝とリベラルのヒステリー
トランプ氏がハリス氏に圧勝、次期大統領に
投票日まで稀にみる大接戦と見られていた米大統領選ですが、蓋を開けてみれば、トランプ前大統領が圧勝だったという事が明白になりました。激戦州7州では、5つの州でトランプ氏が選挙人票を獲得し、残りの州でもリード、また一般投票での得票数でも勝利する可能性が高いと見られています。一般投票でも勝利すれば、大統領選において前人未到の歴史的快挙となります。
一方ハリス副大統領は青い州を守り切れなかった他、優勢と見られていた女性票やアフリカ系有権者、ヒスパニック系有権者の票の獲得に失敗、バイデン大統領にさえ及ばない結果となり、惨敗となりました。
11月9日開票状況
https://www.realclearpolitics.com/elections/live_results/2024/president/

ロナルド・レーガン以来の共和党の歴史的勝利
共和党においては、大統領選でのトランプ氏の勝利のみならず、上院でも過半数以上を確保、また下院においても現状の優勢な議席数をより伸ばしていると見られています。これは、1980年米大統領選ロナルド・レーガン以来の歴史的な勝利と言えそうです。
参考 ロナルド・レーガン: アメリカ合衆国第40代大統領(1981-1989 2期8年の任期)経済政策「レーガノミクス」、冷戦終結の外交努力(レーガン・ゴルバチョフ会談、中距離核戦力全廃条約)で知られる。就任後まもなく暗殺未遂に遭い、胸に銃弾を受けたが手術を受け回復した。レーガンは選挙戦で「Make America Great Again」をスローガンに掲げていました。


トランプ氏、開票後まもなく勝利宣言、ハリス氏「選挙結果を受け入れる」
トランプ氏は獲得した選挙人票が270票を超えた事を受け、開票後まもなく、勝利宣言を行いました。演説にはメラニア夫人、JD ヴァンス副大統領候補、マイク・ジョンソン下院議長他、スージー・ワイルズ氏も同席しました。トランプ氏はJD ヴァンス氏やマイク・ジョンソン氏の健闘を称え、スージー・ワイルズ氏を改めて紹介した他、特筆すべき事として、イーロン・マスク氏について異例の称賛を述べました。
参考 クロージングミュージック:Y.M.C.A.( ヴィレッジ・ピープル)
一方ハリス氏は開票直後の演説を控え、翌日出身校であるハワード大学にて譲歩演説を行い、トランプ氏勝利の結果を受け入れる事、そして電話にてトランプ氏に祝辞を伝えた旨を告白しました。ハリス氏は壇上で、平和的な政権移行を約束すると宣言した上で、法を遵守する事、思想を決して諦めない事の重要性を支持者たちに訴えました。会場ではティム・ウォルツ氏が感情を抑えきれないシーンも見られました。一方、保守派のメディア等は、この演説でのハリス氏の身振り手振りや比喩表現の大袈裟さを揶揄したり、ハリス氏は2016年ヒラリー・クリントン氏の演説を盗用しているといった根拠のない批判もあったようです。
参考 クロージングミュージック:Freedom (原曲ビヨンセ)
トランプ氏圧勝の衝撃:リベラルたちのヒステリー
トランプ氏圧勝の余波は全米に一斉に拡がりました。さっそく、各方面の反応を見てみましょう。
メディア
リベラル系メディアはトランプ氏の当選に怒り過激な行動に出たり、落胆し悲しみつつも、ハリス氏の健闘を称え責任追及しない事を訴えたり、あるいは、リベラルに反省を促すような発言も見られました。
オーストラリアのTV司会者 アビー・チャットフィールドは、彼女らが女性蔑視者とみているトランプ氏の当選を受けて、女性がセックスストライキを行い、パートナーの要求を拒否するよう訴えました。 https://www.instagram.com/p/DCFp-NETvAE/?utm_source=ig_embed&ig_rid=68658fd8-06df-44a2-826e-5f576290d1bc

ABC人気番組「The View」のコメンテーター アリッサ・ファラー・グリフィンは「私たちはアメリカの田舎のことを忘れていると思います。」とリベラルへの問題提起をしました。
民主党議員
リベラル派の議員たちは、驚きと落胆と時に涙、そして怒りが押し寄せ、党内の責任追及や攻撃に走る始末です。
トランプ氏の宿敵である民主党ナンシー・ペロシ氏は涙を堪え切れず、落胆のあまり記者の質問に言葉を濁らせました。

後にペロシ氏はバイデン大統領はもっと早く撤退すべきだったと語りました。
セレブ
ハリウッドセレブたちは様々な反応を見せていますが、大抵は否定的なものが多いようです。
また、トランプ氏が当選したら、米国外へ移住すると公言していたセレブたちは現在のところ、未だ国内に留まっているようです。
リベラルの一般支持者
リベラル支持者たち、特に若い女性、トランス女性たちが発狂寸前となりました。中には頭を丸刈りにする女性もいたようです。
Liberal meltdown 2.0
トランプ氏圧勝の余波は、まだまだ米国はじめ世界中を駆け巡っている真っ最中ではありますが、そんな中、経済界はFRBが政策金利の引下げを検討したり、関税引上げが予想されることから、国外生産していた企業が現地からの撤退を検討する等、素早い反応を見せています。また、紛争地域においても、早くも次期大統領とコンタクトし、水面下で交渉を始めるなどの動きが見られます。願わくは、バイデン・ハリス政権下で停滞していた事案が、今回の劇的な政権交代で好転する事を期待したいですね。

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