猫おばさんの逆襲、ハリス・トランプ討論会

猫おばさんの逆襲、ハリス・トランプ討論会

9月10日は特別な夜になりました

9月10日 フィラデルフィアでのABCニュース主催カマラ・ハリス副大統領とトランプ前大統領の討論会は6,710万人が視聴しました。デジタルプラットフォーム(ストリーミング配信やSNS)を含めると総視聴者数は約7,500万人(全アメリカ国民の約23%)に達していたかも知れません。スーパーボウル、オリンピックの開閉会式が1億人程度であることを考えると政治討論のカテゴリーでこの視聴率は非常に高い数字と言えそうです。

さて肝心な討論会の中身ですが激戦州(スイングステート)の有権者が関心のある国境、経済、中絶を中心に激しい議論が行われましたが、主要メディアは活発な議論が行われたとは言い難いというのが大枠の見方のようです。ハリス氏とトランプ氏のどちらが討論会の勝者かというのは各メディアも明言はしづらいものですが、多くのメディアの評価がハリス氏がトランプ氏を圧倒したという見方でした。

メディアの反応:討論会を受けて

リベラル派の反応

トランプ氏は認知〇?

保守派の反応

討論会は3対1だった:ABC司会者のファクトチェックは不公平

ハリス氏はイヤフォンをしていた

テイラー・スウィフト、ハリス氏を支持

討論会でハリス氏が勝利したというメディアの大枠の評価は激戦州の有権者に大きな影響をもたらすと思われますが、9月10日の夜はテーラー・スウィフトのメッセージ投稿によって、ハリス陣営にとってスペシャルなものとなりました。

選挙戦がスウィフティーズによって左右されるのかという基本的な疑問は残りますが、 各紙も拮抗する選挙戦で影響がないわけがなく、無視できないとしています。この世界的ポップスターのサプライズ投稿は各方面で大きな波紋を投げかけています。

保守派の反応

メーガン・ケリー: 「くたばれ テイラー・スウィフト」

猫おばさんトランプ氏を支持

討論会後の支持率はやはりハリス氏が票を伸ばしているようですが、投票まであと約1.5か月、今回の討論会がすべてではありません。次の討論会(FOX Newsが開催を名乗り出ているなど)や二人の動向(トランプ前大統領を巡る裁判の行方他) 思わぬサプライズ支持などで有権者のこころがどう動くかまだまだ選挙戦から目が離せません😊