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オリヴィア・ロドリゴ:音楽を超えた社会的影響力

オリヴィア・ロドリゴ:音楽を超えた社会的影響力

オリヴィア・ロドリゴ、中絶の権利に情熱を注ぐ プランド・ペアレントフッド主催「Champion of Change賞」を受賞 2025年4月27日、オリヴィア・ロドリゴはニューヨーク市で開催されたプランド・ペアレントフッド※1) のSpring Into Action Galaで「Champion of Change賞」を受賞しました。ロドリゴはスピーチで、リプロダクティブ・フリーダム(生殖に関する自由)の重要性を強調し、特に若い女性たちが夢を追う権利を守る必要性について語りました。また、自身が設立した「Fund 4 Good」※2)についても触れ、この基金を通じて200万ドル以上をリプロダクティブ・フリーダムや女子教育、ジェンダーに基づく暴力の防止に寄付したことを誇りに思うと述べました。 Olivia Rodrigo was deeply moved when she accepted Planned Parenthood’s Catalyst
内藤 誠之
トランプ政権の移民政策とアメリカの分断:キルマー・アブレゴ・ガルシア問題の教訓

トランプ政権の移民政策とアメリカの分断:キルマー・アブレゴ・ガルシア問題の教訓

トランプ大統領、ICEによる送還を擁護 トランプ大統領の主張 2025年4月18日、トランプ大統領は、エルサルバドルの刑務所に送還されたキルマー・アルマンド・アブレゴ・ガルシア氏(29)が国際テロ組織MS-13(マラ・サルバトルチャ)のメンバーであると主張しましたが、その証拠の信憑性については議論が続いています。 ギャングのメンバーであるという証拠とは トランプ大統領は、アブレゴ・ガルシア氏がMS-13ギャングのメンバーであると主張しています。その根拠として、アブレゴ・ガルシア氏がシカゴ・ブルズのキャップを被っている事やアブレゴ・ガルシア氏のタトゥーがMS-13ギャング特有の「見ざる、聞かざる、言わざる」の三猿を象徴する図案や「チェケオ」という上位階級または新人を表す図案を含んでいることを挙げています。一方、シカゴ・ブルズのキャップはファッションアイテムでもあり、またタトゥー表現は自由な自己表現でもあるため、ギャングとの直接的な関係を示すものではないとの見方もあります。 帰還手続きは進まず キルマー・アルマンド・アブレゴ・ガルシア氏はメリーランド
内藤 誠之
トランスジェンダー議員サラ・マクブライド、2025年トランプ政権での戦いに出発

トランスジェンダー議員サラ・マクブライド、2025年トランプ政権での戦いに出発

2025年、サラ・マクブライド議員、ワシントンD.C.へ 2024年12月19日、サラ・マクブライド議員はデラウェア州上院での4年間の最後に際し、お別れのスピーチを行い、デラウェア州議員および市民へ感謝の意を述べました。 「デラウェア州議会は、声なき人々のために戦い、家族を守り、子供を擁護し、退職者を支援してきました。私たちは小さな州でも大きな事を成し遂げられると証明してきました。政治的対立があっても、多くの共通点を見出せることを学びました。私はここで学んだ教訓を糧に、ワシントンD.C.に向かいます。私たちは対立を超えて会話をし、進歩していけると信じています」 Beyond my childhood home, no place has impacted me more than the Delaware State Senate. It is the place where I found my voice and
内藤 誠之
A scene from the movie Sound of Freedom

「サウンド・オブ・フリーダム」映画レビュー:一級のエンターテイメント作品

プロローグ 2023年に米国で話題となった注目の映画「サウンド・オブ・フリーダム」が2024年9月27日に日本公開となりましたが、MMTも先日ようやく鑑賞できました。米国で公開までにおよそ5年も要した作品が、2024年に一般の映画館で鑑賞できるというのは、本当に幸せとしか言えません。日本公開に向けて尽力された映画関係の皆様に私たちから最大級の敬意と称賛を贈りたいと思います。 さて映画の内容ですが、最初にティム・バラード関連の作品の定石として「この作品は実話に基づく」といったクレジットが流れます。この「基づく」というのが肝です。この映画の最大の魅力は「児童人身売買」という重たいテーマを扱いながらも、一級のエンターテイメント作品に仕上がっており、社会問題に関心が強くはなく、純粋に映画ファンとして鑑賞しても、十分に楽しめてしまうというところです。主人公の「神の子は売り物じゃない」というセリフや「サウンド・オブ・フリーダム」が「解放された子供たちの歓びの声」という意味であることにみなさんもきっとこころ動かされることでしょう。 映画「サウンド・オブ・フリーダム」 実話を基にした社会派サ
内藤 誠之
フェラーリでもいかが? EV時代の今だからこそ。

フェラーリでもいかが? EV時代の今だからこそ。

自動車を巡る動向 EV化が進む自動車業界ですが、最近はEVの販売不振(ハイブリッドカーの台頭)という類の話題や若い人の自動車離れ(ステータスだとは思わない)等があり、「クルマ」を所有する事を幼少から夢見 、「クルマ」を語る事が「身だしなみ」の時代に生きてきた世代から見れば、最近の自動車業界の動向・各メーカーのニューモデル・コンテンツ等を見るにつけ、ワクワクしなくなったなぁといった声も聞こえてきそうです。 EV化推進の背景にあるのはご存じの通り「地球環境」を考慮しての事ですが、そういった課題にばかり力を入れた結果、自動車を今のような音や振動の無いエレベーター的でつるんとした特徴の無いデザインにしたのではないでしょうか。まぁ、ボヤキはこの辺にして、2024年現在の主要自動車メーカーの動向を見てみましょう。 テスラ:引き続きEV市場のリーダーであり、特に新車種「サイバートラック」の量産に注力しています。しかし 利益率の低下や競争の激化に直面しており、中国のBYDなどが強力なライバルとなっています。 トヨタ:ハイブリッドカーの販売を強化しつつ、EVのラインナップも拡充しています。特にプ
内藤 誠之