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A scene from the movie Sound of Freedom

「サウンド・オブ・フリーダム」映画レビュー:一級のエンターテイメント作品

プロローグ 2023年に米国で話題となった注目の映画「サウンド・オブ・フリーダム」が2024年9月27日に日本公開となりましたが、MMTも先日ようやく鑑賞できました。米国で公開までにおよそ5年も要した作品が、2024年に一般の映画館で鑑賞できるというのは、本当に幸せとしか言えません。日本公開に向けて尽力された映画関係の皆様に私たちから最大級の敬意と称賛を贈りたいと思います。 さて映画の内容ですが、最初にティム・バラード関連の作品の定石として「この作品は実話に基づく」といったクレジットが流れます。この「基づく」というのが肝です。この映画の最大の魅力は「児童人身売買」という重たいテーマを扱いながらも、一級のエンターテイメント作品に仕上がっており、社会問題に関心が強くはなく、純粋に映画ファンとして鑑賞しても、十分に楽しめてしまうというところです。主人公の「神の子は売り物じゃない」というセリフや「サウンド・オブ・フリーダム」が「解放された子供たちの歓びの声」という意味であることにみなさんもきっとこころ動かされることでしょう。 映画「サウンド・オブ・フリーダム」 実話を基にした社会派サ
内藤 誠之
フェラーリの進化とは:EV時代に輝くブランド価値

フェラーリの進化とは:EV時代に輝くブランド価値

EV化が進む自動車業界 EV化が進む自動車業界では、環境配慮を重視した結果、車が従来の魅力を失い「エレベーターのようだ」と感じる人もいるようです。特に若者の車離れが進む中、伝統的な車文化を愛する世代にとって、近年の自動車業界はどこか物足りないかも知れません。 主要メーカーの動向 テスラ:「サイバートラック」の量産を進める一方、中国BYDとの競争が激化。 トヨタ:ハイブリッド車やPHVに注力し、多様な消費者ニーズに対応。 フォード・GM:EV開発を進めつつ、充電インフラ整備にも注力。 ステランティス:PHVの展開とEVネットワーク構築を進行中。 セレブと車 セレブの愛車は、ファンにとって彼らのセンスや成功を象徴します。例えば、キム・カーダシアンがサイバートラックをサプライズプレゼントした話題が注目を集めました。テスラやフェラーリなどがセレブに人気で、その中でもフェラーリはブランド価値の高さと希少性から特に高いステータスを象徴する存在です。 フェラーリが愛車の著名人 ブラッド・ピット(458 イタリア)、トム・クルーズ(ラ・フェラーリ)、レオナルド・ディカプリオ(カリフ
内藤 誠之
Portrait of Riley Gaines

ジェンダー平等 VSトランスジェンダー、ジェンダーをめぐり対立: ライリー・ゲインズの終わりなき戦い

米国女性スポーツにおけるLGBTQ問題 米国女子水泳界では、50歳のトランスジェンダー選手がティーンエイジャーと競い合う。ジェンダー平等を訴え続けてきたライリー・ゲインズは女子更衣室で着替える男性を糾弾します。LGBTQ の支持者からの圧力にも負けず、彼女は勇気を振り絞ってこの問題に声を上げています。 “Trans age is next new thing” Riley Gaines BRUTALLY slams shocking decision allowing 50-year-old transgender swimmer to compete with teensIn a recent scandal, well-known women’s rights activist Riley Gaines voiced her worries about a swimming tournament in Toronto. The competition, whichFirstSportzRohit
内藤 誠之
ゼレンスキーはアメリカというパトロンに忠誠を尽くし、EUに恋します

ゼレンスキーはアメリカというパトロンに忠誠を尽くし、EUに恋します

ゼレンスキー氏、コロモイスキー氏の拘留を指示 2023年9月1日、ゼレンスキー氏は遂にウクライナの大富豪で政治家でもある、イーホル・コロモイスキー氏の自宅や企業などを家宅捜索し、2日にはコロモイスキー氏に2か月間の勾留を命じました。 これは政治的パフォーマンスでしょうか?そうではなさそうです。ゼレンスキー氏は以前から取り組んできたウクライナの汚職の駆逐に全くもって本気であり、とうとう本丸に乗り込んだと言えそうです。バイデン大統領の前のパトロン(資金援助者)であり、大統領になれた最大の支援者を逮捕することは恩義に反することですが、ゼレンスキー氏が民主主義の勝利とEU加盟という大儀を成し遂げるためには手段を択ばないとも言えます。 イーホル・コロモイスキー氏 ウクライナで最も裕福なオリガルヒの一人、資産額13億6千ドル(2015年調査)                                                 ユダヤ人、ウクライナ・イスラエル・キプロスの三重国籍(ウクライナでは二重国籍ですら禁止) 2014年~2015年:ドニプロペトロウシク州知事:
内藤 誠之
ジャニーズ問題とJ-POPの終焉

ジャニーズ問題とJ-POPの終焉

ジャニーズ事務所が謝罪会見 2023年9月7日、ジャニーズ事務所は第三者による調査委員会の要請を受け記者会見を行いました。記者会見は国内主要メディアに加え、海外メディアも参加する大騒ぎの会見となりました。 ジャニーズ事務所の発表内容 ・創業者による性加害を正式に認定・謝罪 ・社長の交代(10月に新組織) ・ジュリー氏は取締役として残留(100%株主を維持) ・社名変更しない ・被害者救済の意思表示 質疑応答 海外メディア: 仏 フィガロ紙:『SMAPへ - そして、すべてのジャニーズタレントへ』について言及                                                      英 ロイター通信:メディアへの対応(圧力・忖度)退所タレントへの対応(ジュリー氏との確執・退所後の圧力)2点について言及 国内メディア: ジュリー氏が100%株主を辞めないことへの疑問(影での影響力への懸念) メディアへの圧力、退所タレントへの圧力を今なおかけ続けていると思われる件 新社長が東山氏であることへの疑問(東山氏も加害に加担していないか?) 社
内藤 誠之